加平クリニック,足立区加平の内科,消化器科,小児科,外科,肛門科

加平クリニック

〒121-0055
東京都足立区加平2-14-15

03-3628-8077

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

SARS-Cov-2ウイルスは人類が初めて経験する未知のウイルスです。
名前の由来から想像できるように中国や韓国で流行したSARSや中東で流行したMARSと同じコロナウイルス(本来は風邪のウイルス)です。
80%の方は無症状か軽い風邪症状で自然治癒してしまいますが、20%の方が気管支炎・肺炎症状となり、高齢者や持病のある方に重症化が起こります。
重症化する方の致死率は現行のインフルエンザより高く、原因はまだ分かっておりませんが、まれに若い方でも急に重症化し、不幸な転帰を来すことがあるので油断できません。

ウイルス検査(PCR法)は足立区内では保健所と6カ所の区内感染症協力病院でしか受けられませんでしたが、5月17日から区と医師会の主導で足立区PCR検査センター(足立保健所分室)が開設いたしました。
今後、PCR検査は受けやすい検査になっていくとは思いますが、「念のため」、「会社に出るため」等という理由では受けられません。現在のところ、当クリニックではPCR検査は行っておりません。
PCR検査は専門家が検体採取して検査しても感度(陽性率)が70%、特異度が99%という検査です。
つまり陽性の人でも30%の方が感染していない(陰性)と判断されてしまうのです。
この為、陰性と判断された陽性者が感染を広げてしまうことも危惧されますし、100人に1人が陰性なのに陽性と判断されます。
この数は母数を増やせば当然ながら増加します。
多くの専門家の意見として、ただ検査数を増やせばいいのではなく、院内感染、家庭内感染の予防や重症化し易い患者さんの感染を早期発見・早期診断・早期隔離・早期治療の為にPCR検査や簡易検査(抗原検査)を十分に拡充する予定です。

感染後のバックアップ体制としては感染症対策病院の入院病床数には限界があり、重症者の対応で逼迫しております。
現在、肺炎症状の患者さんはすべてコロナ肺炎の可能性を考えて対応しないといけません。その為か院内感染を恐れて肺炎症状の患者さんを受け入れる病院が少なくなっています。また、コロナ肺炎の重症患者さん1名に対して、7~8名の医療従事者が必要であるのにかかわらず、人手不足・物資不足(N95マスク・防護服)・資金不足(一般外来、入院、手術などの減少)が感染症対策病院や現場の医師、看護師に負担をかけています。 都と厚生労働省は軽症者に関してはホテルなどの宿泊施設にて隔離管理との方針を打ち出しました。しかし、これもなかなか浸透せず、皆さんの賛同が得られないことで自宅待機が増えることにより、家庭内感染をひきおこしたりしています。
不幸にも自宅待機中に亡くなった方もおります。

☆「一般の皆さん」にできること。➡自分は感染しない、肺炎にならない、人にうつさないという気持ちを強く持つ。

飛沫感染の予防:クリニック来院時にはマスクの着用をお願いします。
マスクによる感染予防は絶対ではありませんが、飛沫感染の予防や感染を他人に拡げないためには有効とされています。
ウイルスは単独では生きられず、咳・くしゃみ・会話中の飛沫内(水分内)に留まって感染力を維持します。
飛沫はマスクや布に引っ掛かりますので、咳エチケットは重要です。
マスクやハンカチで口と鼻を確実に覆うことを心がけて下さい。
マスク使用法の基本のです。
鼻から顎を確実に覆い(アベノマスクでは?)、マスクの着脱は耳ゴムをもって行い、絶対にマスクの表面は触ってはいけません。

手指消毒:自分の手を絶対に信用しない!:外ではその辺を触った手を肩から上に挙げない。手で顔を触らない。という心掛けが大事です。
自宅に帰ったらまずアルコールで手指消毒(15秒間)、アルコールが無ければじっくりと1~2分かけて石鹸で手を洗います。
その後に、出来れば衣服も着替えてシャワーを浴びると完璧です。部屋の換気を十分にする。うがいや水分補給などで一般的な感染予防を徹底すること。

自己免疫や体力を落とさないようにする:自宅待機中でも運動はしましょう。
持病の悪化や下肢の静脈血栓症の予防のために散歩などは是非お続けください。
普段から体力維持を心がけ、日光浴などで身体の免疫力を高めておくこと。
毎日の体温チェックを忘れずに。
タバコは重症化率を高めるので、この機会に禁煙をしましょう。

3密は避ける:密閉された空間、多くの人が集まる場所や換気の悪い場所を避けましょう。
濃厚接触の基準は1m以内の会話15分で成立してしまいます。
周辺の環境を整えて、危ないことを避ける。自分はうつらない、人にうつさないという気遣いが感染の拡大を防ぎます。
みんなで協力して乗り越えていきましょう。

☆「加平クリニック」のできること。➡皆さんの健康を守ること。

待合室での感染を防ぐ対応。
1)有熱者・有症状者の別室移動:(レントゲン室、内視鏡室等)、受診時間の分離(発熱と呼吸器症状のある患者さんは予約受診となります)。
2)3密の予防:定期的内服処方の患者さんは※「薬だけ」対応を可(30日処方)とします。
3) 長期処方への対応:高齢者の方(75歳以上の方、65歳以上で心不全・糖尿病・COPD:タバコ病のある方)に限り、受診機会を減らすように60日処方(薬だけ対応は不可)を推奨しております。
受付にてご相談ください。
本来は診察の無い薬の処方は保険診療上認められません。
肺炎の診断と適切な対症療法:胸部レントゲンや採血検査、酸素分圧測定、咳止め・抗生物質の投与など。
内視鏡検査:足立区の内視鏡検診も開始になりましたが、自覚症状のある方を優先的に検査させていただきます。
定期検査の方も少しずつですが、予約をお受けいたしますので宜しくお願いします。
採血による抗体検査(IgM/IgG)を開始します:この検査は感染の既往を確認するための検査です。
現在の感染を確認する検査ではありませんので、風邪症状や発熱のある方は受けられません。結果は2~4日かかります。

令和2年6月15日  加平クリニック 院長 金城喜哉